攻略本の内容 
カルチョビット発売から2ヵ月後の2012年9月12日に、公式ガイドブックが発売されました。ほとんどの情報は、やりこんだ方なら「やっぱりな」と確認するくらいの意味しかないのですが、特訓メニューに関しては、隠しデータが細かく公開されているので、これだけでも購入する価値はあります。
特訓メニューの隠しデータは、なんと4種類もありました。
まず、キックの能力は、内部でキックとシュートに分かれていて、テクニックの能力は、内部でトラップとキープとタックルに分かれています。これ自体は前作と同じなので、今作でもそうだろうと予想はされていましたが、実際に各特訓が何にどれくらいの効果があるのかは、この攻略本でしか確認できません。大別すると、シュート系特訓はキックとシュートの両方に効果があり、ラッキーボーイのような得点感覚系特訓はシュートに効果があり、肉体改造のような筋肉系特訓はキックに効果があります。
次の隠しデータは、ポジショニングに関するものです。特訓と隠しパラメーターでも書きましたが、やはり前作と同様に、マンツーマンやオーバーラップなどのボールを持っていない時の動きに関する隠しパラメーターがありました。プレーヤーは、マンツーマンで守らせるかゾーンで守らせるかははっきり決めたいですし、オーバーラップのさせたいポジションとさせたくないポジションもはっきり区別したいものです。特訓の名前である程度は判断できるものの、やはり詳細はこの攻略本でなければ確認できません。
次は、各特訓の疲労蓄積度です。試合や特訓をすることで疲労が溜まっていくことはゲーム中でも説明されていますが、やりこんだ方は、特訓によって疲労度に差があることを感じたはずです。実際にこの攻略本を見てみると、確かに特訓毎に疲労度に差があったのですが、その差は予想以上に大きかったです。例えば、肉体改造とゴールの嗅覚とで比較すると、肉体改造の方が6倍も疲労が溜まります。試合に出場させる選手は特訓させないというのは育成の基本ですが、どうしても特訓させたい場合に、この疲労度は参考になります。
最後の隠しデータが、ディフェンスクオリティとオフェンスクオリティです。ポジショニングに関する隠しパラメーターがあることは既に説明しましたが、それらの動作の質を決めるのが、このクオリティです。攻撃に関する特訓ではオフェンスクオリティが上がり、守備に関する特訓ではディフェンスクオリティが上がるので、知らなくても問題なく成長させることができるのですが、各メニューでどの程度上がるのかを知りたい場合は、この攻略本を買うしかありません。
この攻略本は、ページ数は少ないものの、やりこむ際には役に立ちます。前作の攻略本が、今では定価以上に価格が高騰していますので、今作でも買える時に買っておいた方がいいかも知れません。
苦言を呈すると、このような情報は、有料ダウンロードコンテンツという形で機能を配信した方が良かったように思います。検索も並び替えもできない紙という媒体では、非常に調べにくいです。
|